本や雑誌・ちらし等の印刷物は、全て印刷機械によって生み出されたものです。
読んで字の如く印刷をする機械の事を言いますが、その種類は沢山あります。
広い意味で考えるとパソコンにつなげるプリンターも、コンビニにあるコピー機も含まれています。
現在出回っている中で主流となっているのが、オフセット印刷です。
おそらく何処の印刷会社でも1台は所有している筈です。
平板印刷の一種で、大量の印刷を早く綺麗に出来るのが特徴となっています。
水とインクはお互いに反発する性質を持っています。
これを上手く利用し、紙にインクが乗るところと乗らないところを分けて印刷して行きます。
方法としては、まず版にインクと水を流し込みます。
そしてゴムローラーに一旦インクだけを転写させて、それを紙にすり込んでいきます。
版に直接触れないで印刷する事から、オフセットと呼ばれる様になりました。
ただ機械で全てをカバー出来る訳ではなく、今でも技術者の手を借りなければ出来ません。
少しでも印刷がずれてしまうと全てが台無しになってしまうので、数ミリ単位の調整が必要となります。
オフセット印刷機が出る前は、凸版印刷機が主流でした。
判子を思い出してみてください。
掘った部分にインクがつかず、出っ張った所にインクがつくのでその部分が浮き出るかと思います。
これを利用したのが凸版印刷です。
最近は殆ど見かけなくなりましたが、今でもシールやダンボールの印刷等に使われています。
他にも凹版印刷やラベル印刷機・グラビア印刷機等があります。
いずれもそれぞれの用途に合わせて用いられています。