世界的なシェアを誇る印刷機械のメーカーと言えば、ドイツのハイデベルクです。
プリプレスからポストプレスまでの、印刷業務を網羅している世界で唯一の会社となっています。
この会社に対抗するのが、同じくドイツのマンローランドです。
日本での知名度はイマイチかもしれませんが、世界的な売上高はトップクラスです。
勿論、日本の印刷機械も負けてはいません。
主要なメーカーとしては、小森コーポレーション・リョービ・ハマダ印刷機の3メーカーかと思われます。
小森コーポレーションは日本最大手の印刷機械メーカーです。
1923年創業と歴史は古く、日本の印刷業を支えてきました。
また紙幣の印刷をも手がけており、その信頼力と技術力は国内でも群を抜いています。
リョービはDIYツール等の製品や、金型鋳造の1つであるダイカストにおいて世界トップクラスのメーカーです。
また印刷機械も取り扱っており、その力の入れ様は凄まじいものがあります。
ハマダ印刷機械は大正時代に日本で始めて平板印刷が可能になった時、この技術を元に立ち上がったメーカーです。
新聞用輪転機やダンボール印刷機において、右に出る者はいません。
昭和に入りレンゴーの子会社に名を連ねたものの、2009年に解散となり別会社が引き受ける事になりました。
印刷業界は年々厳しくなっており、幾ら大手だとしても絶対に大丈夫という保証はありません。
倒産したり解散したりしているメーカーも幾つかはあり、大変厳しい状況です。
しかしその品質の高さにより、国内外の印刷業界から熱い信頼を寄せています。
決して楽な道ではありませんが、希望もあるという事です。